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住まいの湿気対策
今年ももうすぐ梅雨の季節がやってきます。雨や曇りの天気が続くこの時期は、家の中の湿度が高くなるため、カビやダニの発生に注意が必要です。カビやダニは住まいの劣化を早めるだけでなく、私たちのカラダにも悪影響を及ぼすことがあります。しっかりと湿気対策をして、梅雨の時期も快適で健康な暮らしを心がけましょう。
湿気がもたらす3つの被害

高温多湿となる梅雨の時期。ジメジメと不快な気分にさせるだけでなく、湿気は住まいや私たちのカラダにさまざまな害をもたらします。

カビ

梅雨といえば、「カビ」を連想するという方も多いのではないでしょうか。カビは栄養分が豊富にある環境で、「温度15℃以上、湿度75%以上」になると繁殖が活発化します。つまり、家の中には常に食品やハウスダスト、石けんカスといった栄養分がありますから、残りの温度・湿度の条件が整いやすい梅雨の時期には大繁殖する危険が高いのです。

さらにカビは、「胞子」→「発芽」→「菌糸」→「胞子」のサイクルを繰り返しながら繁殖していきます。目に見えているのは、成長した菌糸に胞子がついたものですから、胞子はすでに室内にまき散らされているということです。胞子や菌糸を体内に吸い込んでしまうと、抵抗力の弱い人は内臓にカビが生える内臓真菌症や肺炎にかかったり、アレルギーを引き起こしたりすることもあります。

また、カビをそのまま放置しておくと、あっという間に増殖し嫌な臭いの発生原因となったり、住まいを劣化させたりする原因にもなりますので、わずかでもカビを見つけたら、すぐに除去しましょう。

ダニ

ダニの繁殖は早く、1匹のメスが一生のうちに100個前後の卵を産むため、数匹でも3カ月もすると数万匹に増えてしまうことがあります。つまり、家の中にダニが一匹もいないということほとんどありませんから、どのお宅も大繁殖の危険があるというわけですね。
梅雨の時期は、気温20~30度、湿度60~80%とダニが好む生育環境になりますから、特に注意が必要です。ダニの数が増えれば、同時にフンや死骸、脱皮殻なども増えていくことになり、ぜんそくやアレルギーを引き起こす原因になります。
ダニ対策には、換気とこまめな掃除機掛けが有効です。

夏の結露

結露は、冬に発生するものと思われがちですが、実は夏にも発生することがあります。冷たいジュースなどを入れたコップに水滴が付くように、梅雨の時期のたっぷりと水分を含んだ空気が、空気より冷たい日の当たらない外壁や床下に付着すると結露となるのです。

また、湿気を含んだ空気は部屋の中にも入ってくるので、クーラーで冷えた室内の壁に結露を作ることもあります。
結露をそのままにしておくと、断熱材が湿って断熱性能が低下したり、使用している木材が腐ったりと住まいが傷む原因となり、カビも発生しやすくなります。

住まいの湿気対策

それでは、湿気による被害を防ぐための住まいの湿気対策を紹介していきます。

湿気対策の基本は除湿と換気

湿気対策の基本は室内の除湿と換気です。
エアコンの除湿機能や除湿器を上手に活用して、室内の除湿を行いましょう。床暖房機能があるなら、一気に床を温めて空気を乾燥させるという方法もあります。
さらに、湿気対策で最も効果的なのは、室内の換気です。室内の空気を動かし、効果的な換気を行うために24時間換気システムは常に作動させておきましょう。天気のいい日は窓やドアや押し入れのふすまなども開けて新鮮な空気を室内に循環させましょう。

換気のポイント
  • ・窓やドアの開け方
    窓やドアは、2カ所以上開けて空気の流れを作りましょう。全開にせず少しだけ開ける方が空気の流れが速くなるので、換気の効率が良くなります。
  • ・扇風機での送風
    押し入れなどの湿気がたまりやすく、風が通らない場所には扇風機で風を送ると効果的です。
  • ・エアコンや換気システムの定期的なメンテナンスを
    フィルターの掃除をしないままエアコンの除湿機能を使用すると、中にカビが生えていた場合、カビの胞子を部屋中にまき散らすことになります。フィルターは月に1回以上は掃除しましょう。
    また、換気設備も汚れていると、稼働効率が悪くなり十分な換気能力を発揮できません。定期的なお手入れも忘れずにいましょう。
  • ・雨の日の換気
    雨の日に必要以上に換気扇を回すと、湿気を家に入れてしまうことになるので逆効果になることがあります。雨の日の換気には、エアコンや除湿器との併用がおすすめです。
カビ・ダニを防ぐためのもう一手間

カビ・ダニを防ぐためには、湿気対策だけでなく、栄養分となるハウスダストを取り除くことが有効です。梅雨の時期はいつもより念入りに、こまめな掃除を心がけるようにしましょう

特にカビの発生しやすい浴室は、日中は換気扇を動かして、温度と湿度を下げておき、使用後はすぐに浴槽や壁に付いたアカ、石けんカスなどの汚れを洗い流します。最後にふき掃除で水気を取っておくとカビを効果的に防ぐことができます。

それから、家具や家電などを壁面から離して置くこともおすすめです。壁に密着するように配置すると、空気が通りにくく湿気がこもり、カビが生えやすくなります。家具と壁との間隔を10cm程度離して置くようにしましょう。

最後に
高温多湿の日本の梅雨。住まいの湿気対策をしっかりと行って、この不快な季節も快適に過ごせるような空間づくりをめざしましょう。