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マンションライフを楽しむ
子育てにやさしい住まいづくり
子どもは、順応性が高く住環境にも影響を受けやすい、といわれます。お子さまの健やかな成長のためには、どのような住まいが望ましいのでしょうか。また、親にとっても子育てをしやすい環境を作っていくことが大切です。子育てファミリーにやさしい、住まいづくりのポイントをご紹介します。
成長に合わせた住まいづくりをしよう

家の中で過ごすことの多い幼児期は、住まいの中での安全を考えた環境づくりが必要ですし、お子さまが小学生になれば勉強がしやすい環境を考えてあげる必要があります。

このように、幼児期、小児期、青年期と子どもの成長に合わせて住まいの間取りやインテリアを変えていくことが大切になります。以下のポイントに注意しながら、成長時期に合わせた子育てにやさしい住まいを考えてみましょう。

安全対策
特に小さい子どもは、屋外よりも家の中で事故にあう確率のほうが圧倒的に高いといわれます。つまずかないよう家具を少なくしておく、浴室のドアにチャイルドロックを付けておくなど、事故を未然に防ぐ安全対策を考えましょう。
子育てのしやすさ(スムーズな家事、育児導線)
キッチンで料理をしながら子どもの様子が見える場所に遊び場をつくるなど、子どもだけでなく、親のストレスが軽くなるような住まいづくりを考えるようにしましょう。
親子のコミュニケーション
親子のコミュニケーションは子どもの成長過程においてとても大切です。ランドセルを置く場所をリビングにする、リビングに勉強ができるスペースを作るなど、親子のコミュニケーションが自然に取れるような工夫をしましょう。
教育に適した空間づくり
家庭は教育の場でもあります。おもちゃなどを子ども自身が整理整頓しやすい棚を作る、子どもが学習に集中しすい空間をつくるなど、教育に適した環境を作るようにしましょう。
幼児期

幼児期は、家で過ごす時間が多い時期です。子どもを常に見守れる工夫や動き回っても安全な空間づくりを心がけましょう。

  • ・つまずいたりぶつかったりしないよう、家具は極力少なめに。壊れやすいガラスを使用したタイプは避けるようにしましょう。子どもがぶつかる可能性がある角には、けがをしないようにガードを付けておくのもおすすめです。
  • ・火や刃物をあつかうキッチンは、小さい子どもにとっては危険な場所です。子どもが出入りできないよう入り口に安全柵をつけるなどの対策を。同様に、浴室も事故の多い場所です。入り口には、子どもが届かない高さにロックを付けるなどの工夫をしておきましょう。
  • ・調理中や洗濯中など、家事をしながらでも子どもの様子が確認できるようにしておくと、家事と育児の両立がしやすくなります。キッチンから見える位置に遊べるスペースを作る、カーテンを上下に開閉するブラインドやロールカーテンにして死角を減らすといった工夫をしてみましょう。
  • ・窓やバルコニーの近くには、転落事故を防ぐために子どもが登れるような家具を置かないようにしましょう。
小児期(小学生~)

小児期は、子どもが楽しく学習でき、正しい生活習慣が身に付くような環境づくりを中心に考えます。自室に閉じこもることを防ぐために、高学年になるまではリビングやダイニングを中心として生活し、子ども部屋は、着替えや就寝時に使うようにしてはいかがでしょうか。

  • ・子どもが1人で学習に取り組めるようになるには、親のサポートが必要です。そこで、学習できる場所をリビングやダイニング内に作ってみましょう。親の目が届きやすいだけでなく、子どもにとっても宿題が終わったらお手伝いをする、といった習慣が身に付きやすくなります。
  • ・学校でつくった作品や賞状などを飾れる場所を作ってあげましょう。自分の作った作品が飾られているとうれしいものですし、ほめられることで自信にもつながります。
  • ・宿題の最中やテレビを見ていて、気になったことがあればすぐに調べられるよう、リビングに図鑑や地球儀、パソコンを置いておくスペースを用意してあげるのもおすすめです。教材が身近にあることで、学習の機会を逃しにくくなります。
  • ・収納も棚を色分けしておく、ラベリングをして中に入っているものがわかりやすくするなど、子どもが片付けをしやすい工夫をしておきましょう。こうすることで、片付けの習慣が身に付きやすくなります。
青年期(中学生~)

中学生になると、部活などもあり、家にいる時間がだんだんと少なくなっていきます。また、自立したいと考える時期でもあるので、そうした意思を尊重しながらも、自然とコミュニケーションが取れるような住まいづくりを目指しましょう。

  • ・テレビやゲーム機器、パソコンなどは、子ども部屋におかずに家族が集まるリビングに配置するなど、コミュニケーションが絶えない工夫を。食事やおやつは自室には持ち込まず、リビングやダイニングで取るといったルールを作ることも有効です。
  • ・子ども部屋に鍵を付けると自室に閉じこもりやすくなってしまう可能性があります。「入るときは必ずノックをする」といったルールを作るなど、鍵をかけなくても子どもが安心して部屋で過ごせるような気づかいをしてあげましょう。
子ども部屋の作り方

インテリアの配置や色などが、子どもの成長に影響を与えるという研究結果も出ているようです。マンションで子ども部屋を作る際に気を付けたいポイントをご紹介します。

インテリアの選び方

子ども部屋のインテリアは、長く使えて、子どもが使いやすく、安全なものを選ぶようにしましょう。

大きさやデザイン
子どもの成長は早く、すぐにサイズが合わなくなってしまうので、勉強机や椅子は、成長に合わせて高さなどを調整できるもの、ベッドは大きいサイズがおすすめです。また、好みも変わる場合が多いので、シンプルで飽きのこないデザインのものを選んでおくとよいでしょう。
幼児期にたくさんの色に触れておくと、感性が豊かに育つといわれます。幼児期には、明るい色を中心としたカラフルなインテリアを選んでみてはいかがでしょうか。そして、小学生に入るころに勉強に集中できるよう落ち着いた色へとシフトしていきましょう。寒色系(青系)の色は、精神を落ち着かせる作用があり、集中を促しますので勉強部屋にはお勧めです。
安全性
子ども部屋のインテリアは安全性も重要です。商品を選ぶ際の安全性の指標となるものにSGマークがあります。日用品の安全性を保証するためのもので、対象となる品は、乳幼児用製品、家具、スポーツ用品、レジャー用品などさまざまです。対象製品ごとに基準が定められており、その基準に合格した製品にマークが付きます。このマークが付いた商品の欠陥で事故が起こったとき、被害者1人当たり、最高1億円の賠償を受けることができます。
また、子どもは大人より抵抗力が弱いため、有害物質などに触れたり吸引したりすると、健康被害を起こしやすくなります。家具などに使用されている接着剤などの成分にも注意して、健康にも配慮して家具を選びまししょう。
インテリアの配置

インテリアの配置も重要なポイントです。勉強中にテレビや漫画、おもちゃなどが目に入ると、集中力を欠き注意力も散漫になってしまいます。勉強机はそういったものが目に入りにくいように配置しましょう。

また昨今、日本各地で大地震が発生する危険が高まっています。子ども部屋には背の高い家具を置かないようにする、ベッドの隣に机を配置してすぐに机の下に避難できるようにする、下敷きにならないよう本棚やタンスなどの向かい側にベッドがこないよう配置するなど、子どもの安全をしっかり考えて家具を配置するだけでなく、転倒防止策も忘れずにほどこしておきましょう。

個性を大切にする

また、子ども部屋の主役はなんといっても子どもです。部屋を作る際は、子どもの個性や意見も尊重しながら、一緒に作っていくようにしましょう。そうすることで、自分のテリトリーだという意識も強まり、片付けや掃除を自分で行うようになり、自立心も養われます。

最後に
いかがでしたか。お子さまの健やかな成長のためにも住環境はとても大切です。個性や成長に合わせて住まいを変化させていきましょう。