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風邪・インフルエンザを予防しよう
毎年、冬場に猛威をふるうインフルエンザや風邪などの感染症。予防のためには、手洗いうがいなどの徹底に加え、住まいの環境づくりも大切です。予防対策をしっかりして、健康的に冬を乗りきりましょう。
風邪・インフルエンザの感染経路

予防対策を考える前に、まずは風邪やインフルエンザがどのようにして感染するのかを知っておくことが重要です。風邪やインフルエンザなど気道に感染するウイルスは基本的に以下の3つの感染経路が考えられ、それぞれに対策が必要です。

飛沫感染
感染者が咳やくしゃみをした際、周囲に飛び散る微粒子(直径5ミクロン以上)を飛沫といいます。1回のくしゃみで口から出るウイルスは約100万個、咳で飛び出すウイルスは約10万個といわれており、このウイルスが含まれた飛沫を鼻や口から吸い込み、呼吸器に付着することで感染が起こります。飛沫は粒子も大きく重いため、すぐに落下することから、基本的には近距離(1~1.5m)で飛沫を浴びることが感染の原因になります。
飛沫核感染(空気感染)
飛び散った飛沫が空気中などで乾燥し、水分を含まない微粒子(直径5ミクロン以下)になったものを「飛沫核」といいます。このウイルスを含んだ飛沫核を吸入することで感染が起こります。特に2ミクロン以下の飛沫核は、空中を長時間浮遊することができ、感染者と同じ部屋にいるだけで感染することがあるため、空気感染とも呼ばれます。この飛沫核感染を防ぐためには、室内の空調や換気、温度・湿度の管理などが重要となります。
接触感染
ウイルスに汚染されたもの(ドアノブや手すり、電車のつり革など)に触れることによって、ウイルスが手に付着し、その手で鼻や口を触ることで粘膜からウイルスが侵入するのが接触感染です。接触感染を防ぐためには、手洗い、うがいが重要になります。
風邪・インフルエンザに感染しやすい環境とは

低温で空気が乾燥した状態になると、風邪の原因となるウイルスやインフルエンザウイルスの生存率が高まります。つまり、感染力を長時間持ち続けることができるため、飛沫核感染や接触感染が起こりやすくなります。さらに、空気が乾燥していると、のどや鼻の粘膜の抵抗力が弱まり、感染しやすい状態にもなります。

そこで有効な対策となるのが、室内を加湿して乾燥した環境を作らないようにすることです。次のページでは、その具体的な対策をご紹介します。

住まいの風邪・インフルエンザ対策

家の中にウイルスを蔓延させないためには、ウイルスを持ち込まないことが一番ですが、完全に侵入を防ぐことはできません。そこで、住まいの環境を見直して、家の中に侵入した「ウイルスを増殖させない、感染力を弱める」ということを心がけましょう。

玄関に一工夫

外出時に着用していたコートなどの上着類には、ウイルスを含んだ飛沫が付着している可能性があります。玄関の近くにコート・上着かけを設置する、ブラシを置いておき、はらい落としてから入室するなど、ウイルスを室内に持ち込まない工夫をしましょう。また、ウイルスは接触感染により、手に付着していることが多いため、アルコール消毒剤を玄関に用意しておくのもおすすめです。

湿度・温度を高くする

前のページでも紹介しましたが、風邪やインフルエンザウイルスは低い気温と乾燥した空気を好みます。そこで、加湿器などを利用して、部屋の湿度を上げる工夫を行いましょう。湿度が40%を超えるとウイルスが生存しにくくなり、50%で半分のウイルスが死滅し、湿度60%で80%のウイルスが死滅するといわれています。

ただし、加湿のしすぎには注意が必要です。外気温が低いときに湿度を高くすると、結露が発生し、逆にカビやダニの心配が出てきてしまうからです。設定値を下げる、加湿器の置く場所を低くするなど、外気温にあわせて湿度のコントロールを行いましょう。結露が起こりやすい窓にウィンドーラジエーター(窓用ヒーター)を取り付けるのもおすすめです。

また、天然の加湿器と呼ばれる「観葉植物」を置くことも有効です。植物の、根から水を吸い、葉から蒸発させるという「蒸散作用」が、自然とお部屋の湿度を上げてくれます。

こまめな換気をこころがける

冬場は窓を開ける回数が少なくなり、空気がこもりがちになります。特に、感染者が室内にいる場合はこまめな換気を心がけましょう。ウイルスが室内に充満するのを防ぐだけでなく、暖房により乾燥した空気を外気と入れ換えることができます。
最近のマンションの多くには「24時間換気システム」が導入されていますので、これを利用するのもおすすめです。

また、冬は暖房器具から出る一酸化炭素や二酸化炭素、衣類やファブリック類から出るホコリなどで空気が汚れやすくなっています。汚れた空気を吸い込むと、吸気管や粘膜が傷つき、抵抗力が落ちて感染症にかかりやすくなってしまいます。空気清浄機なども上手に利用して、家の中の空気を清潔に保つようにしましょう。

室内を清潔に保つ

家の中での接触感染や飛沫核感染を防ぐために、こまめな掃除を心がけ、室内を清潔に保つようにしましょう。特に、電子レンジ、冷蔵庫、電話機、ドアノブ、トイレ、電気のスイッチといった家族間での共有物は、毎日市販の消毒薬などでふき取ると効果的です。

最後に
いかがでしたか。体調だけでなく、環境も整えて、風邪やインフルエンザを予防しましょう。