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マンションライフを楽しむ
住まいの“空気の質”を高める
私たちが1日に吸い込む空気の量は、約20立方メートル。1人で4畳半の部屋いっぱいの空気を、毎日取り込んでいることになります。それだけに、空気の質が体に与える影響は大きいもの。快適なマンションライフを送るためにも、住まいの空気についてちょっと考えてみませんか?
空気の質を高める3つの要素

「空気の質を高める」とは、言い換えれば「室内の空気をきれいに保つ」ということ。たとえば、窓を開けてこまめに換気をする、室温や湿度を一定に保つ、毎日の掃除を心がける…といったことで、空気の質を高めることができるのです。ここでは、「換気」「室温・湿度」「清潔さ」の3点に注目して、空気の質を高めるポイントを紹介します。

換気

マンションなどに代表される現在の住まいは、気密性が高いため室温が一定に保たれやすくなっている反面、空気が流れにくい構造になっています。
この空気の流れにくい構造と建材に使われていたホルムアルデヒドなどの有害物質が、シックハウス症候群の原因になったというニュースは、記憶に新しいところです。

現在の新築マンションには、2003年に改正された建築基準法により、強制的に給排気を行う機械換気設備(いわゆる「24時間換気システム」など)の設置が義務付けられていますので、換気に神経質になる必要はないといえるでしょう。 それ以前に建てられ、24時間換気システムが設置されていない住まいでは、1日数回窓を開けて空気の入れ換えをして空気の質を高めるよう心がけましょう。

室温・湿度

快適に過ごしやすい室温は冬が18℃、夏は28℃といわれています。ただし、日中より体温が1~2℃下がる就寝中は室温も下げた方が快適な睡眠を得られます。就寝中の室温は冬が15~16℃、夏は25~26℃に調整するとよいでしょう。
また、多くの人は湿度45~60%を過ごしやすいと感じるようです。この湿度以下となる冬場は肌が乾燥しやすく、逆にこれ以上の湿度になるとカビが発生しやすい環境になります。湿度を上手に保つには加湿器や除湿器をうまく使い分けるのも一手ですが、これらの機械を使わずとも洗濯物の部屋干し(湿度を上げる)や、竹炭や備長炭などの炭を置く(湿度を下げる)のも効果的です。

清潔さ

日々の生活にちょっとした工夫を凝らすことで、室内の空気を清潔に保つことができます。

掃除機
掃除機をかける前に、まず細かいホコリを雑巾などで拭き取りましょう 。このひと手間が重要。いきなり掃除機をかけると、掃除機の排出口から噴き出す空気で細かいチリやホコリを舞い上げてしまい、かえって汚れてしまうのです。
カーテン
結露が生じやすい時期には、カーテンにカビが発生することもあります。季節ごとのカーテンのクリーニングもお勧めです。
エアコン
フィルターは掃除機をかけた後、タワシか歯ブラシを使って水洗いします。いきなり水洗いするとホコリが丸まって取れにくくなりますので、掃除機で大まかなホコリを取り除いてから水洗いをしましょう。また、エアコン本体の前面パネルも同じく、先に掃除機をかけて濡れ雑巾で汚れを拭き取ります。
本体内部の汚れも気になるところですが、部品に傷をつけて破損の原因にもなりかねませんので、割り箸の先にガーゼを巻きつけて拭き取る程度にとどめておきます。
換気扇と空気清浄機を使い分ける

室内の空気をきれいに保つのに役立つ、換気扇と空気清浄機。空気の質を高めるためには、それぞれの機能をよく理解して使い分けることが大切です。

換気扇の機能
  • ・屋外から新鮮な空気を取り入れて室内の汚れた空気と入れ換える
  • ・呼吸で発生する二酸化炭素や、ストーブ・ガスレンジの不完全燃焼で発生する一酸化炭素と、屋外の新鮮な酸素とを交換し、酸素濃度を維持する
  • ・汚れた空気を希釈するが、清浄する機能はない
空気清浄機の機能
  • ・室内の空気を機械に取り込んで、フィルターなどでろ過して室内に戻す
  • ・換気扇では除けない空気の汚れ<タバコやペット、生ゴミなどの臭いを除去したり、ホコリやチリ、アレルゲン(ダニの死がい・花粉)など>を集じんする
  • ・酸素濃度を維持する機能はない

たとえば掃除をするときや、魚や肉を焼くなど強い臭いが生じるときは、まず換気扇を使って外の空気と入れ換え、仕上げを空気清浄機に任せる、といった使い分けをすることで、室内の空気を効率よくきれいにすることができます。空気清浄機を使っているからといって、換気扇や24時間換気システムの電源を切ってしまうと酸素が不足し、空気の質が悪くなりますので空気清浄機は補助的な役割として使いましょう。

空気清浄機選びのポイント

空気清浄機が欲しいけれど、どれがいいのか迷っている…そんな方も多いのでは?そこで、空気清浄機を購入する際にチェックしておきたいポイントを紹介します。

脱臭力と集じん力
臭いを取り除きたいなら「脱臭性能」を、ホコリやアレルゲンが気になる方は「集じん性能」に注目して選ぶとよいでしょう。あらかじめ、何を優先して取り除きたいのか目的を持っておくと、選定もしやすくなります。
フィルター性能
空気清浄機に用いられているフィルターは3種類。大まかなホコリを除去する「プレフィルター」、プレフィルターで集じんできなかった小さなホコリを集じんする「集じんフィルター」、そして臭いを除去する「脱臭フィルター」があります。こちらも目的にあわせて、除去率の優れたものを選びましょう。またエアコンと同じく、フィルターは掃除や交換などメンテナンスが必要です。水洗いが可能か、何年で交換する必要があるのかといった部分もチェックしておきましょう。
気流
空気を吸引する口の数が多く、吸引力が強い空気清浄機ほど、効率よくきれいにしてくれます。これとあわせて、もう1つチェックしたいのが気流について。部屋の隅にたまった空気をきれいにするには、空気の循環をうながす“排気”が上手にできていなければなりません。空気清浄機に気流を起こしやすい工夫がされているかどうかも確認しましょう。
最後に
そもそも空気は目に見えないもの。それを、湿温計や空気清浄機などで「見える」ようにできれば、空気の質を高めることが可能となり、快適な住空間がつくれるのです。