2010.January
私たちが1日に吸い込む空気の量は、約20立方メートル。1人で4畳半の部屋いっぱいの空気を、毎日取り込んでいることになります。それだけに、空気の質が体に与える影響は大きいもの。快適なマンションライフを送るためにも、住まいの空気についてちょっと考えてみませんか?
空気の質を高める3つの要素
「空気の質を高める」とは、言い換えれば「室内の空気をきれいに保つ」ということ。たとえば、窓を開けてこまめに換気をする、室温や湿度を一定に保つ、毎日の掃除を心がける…といったことで、空気の質を高めることができるのです。ここでは、「換気」「室温・湿度」「清潔さ」の3点に注目して、空気の質を高めるポイントを紹介します。
換気

マンションなどに代表される現在の住まいは、気密性が高いため室温が一定に保たれやすくなっている反面、空気が流れにくい構造になっています。
この空気の流れにくい構造と建材に使われていたホルムアルデヒドなどの有害物質が、シックハウス症候群の原因になったというニュースは、記憶に新しいところです。
現在の新築マンションには、2003年に改正された建築基準法により、強制的に給排気を行う機械換気設備(いわゆる「24時間換気システム」など)の設置が義務付けられていますので、換気に神経質になる必要はないといえるでしょう。 それ以前に建てられ、24時間換気システムが設置されていない住まいでは、1日数回窓を開けて空気の入れ換えをして空気の質を高めるよう心がけましょう。
室温・湿度
快適に過ごしやすい室温は冬が18℃、夏は28℃といわれています。ただし、日中より体温が1~2℃下がる就寝中は室温も下げた方が快適な睡眠を得られます。就寝中の室温は冬が15~16℃、夏は25~26℃に調整するとよいでしょう。
また、多くの人は湿度45~60%を過ごしやすいと感じるようです。この湿度以下となる冬場は肌が乾燥しやすく、逆にこれ以上の湿度になるとカビが発生しやすい環境になります。湿度を上手に保つには加湿器や除湿器をうまく使い分けるのも一手ですが、これらの機械を使わずとも洗濯物の部屋干し(湿度を上げる)や、竹炭や備長炭などの炭を置く(湿度を下げる)のも効果的です。
清潔さ
日々の生活にちょっとした工夫を凝らすことで、室内の空気を清潔に保つことができます。

掃除機
掃除機をかける前に、まず細かいホコリを雑巾などで拭き取りましょう 。このひと手間が重要。いきなり掃除機をかけると、掃除機の排出口から噴き出す空気で細かいチリやホコリを舞い上げてしまい、かえって汚れてしまうのです。
カーテン
結露が生じやすい時期には、カーテンにカビが発生することもあります。季節ごとのカーテンのクリーニングもお勧めです。
エアコン
フィルターは掃除機をかけた後、タワシか歯ブラシを使って水洗いします。いきなり水洗いするとホコリが丸まって取れにくくなりますので、掃除機で大まかなホコリを取り除いてから水洗いをしましょう。また、エアコン本体の前面パネルも同じく、先に掃除機をかけて濡れ雑巾で汚れを拭き取ります。
本体内部の汚れも気になるところですが、部品に傷をつけて破損の原因にもなりかねませんので、割り箸の先にガーゼを巻きつけて拭き取る程度にとどめておきます。

