2010.January
私たちが1日に吸い込む空気の量は、約20立方メートル。1人で4畳半の部屋いっぱいの空気を、毎日取り込んでいることになります。それだけに、空気の質が体に与える影響は大きいもの。快適なマンションライフを送るためにも、住まいの空気についてちょっと考えてみませんか?
換気扇と空気清浄機を使い分ける
室内の空気をきれいに保つのに役立つ、換気扇と空気清浄機。空気の質を高めるためには、それぞれの機能をよく理解して使い分けることが大切です。
換気扇の機能
- 屋外から新鮮な空気を取り入れて室内の汚れた空気と入れ換える
- 呼吸で発生する二酸化炭素や、ストーブ・ガスレンジの不完全燃焼で発生する一酸化炭素と、屋外の新鮮な酸素とを交換し、酸素濃度を維持する
- 汚れた空気を希釈するが、清浄する機能はない
空気清浄機の機能
- 室内の空気を機械に取り込んで、フィルターなどでろ過して室内に戻す
- 換気扇では除けない空気の汚れ<タバコやペット、生ゴミなどの臭いを除去したり、ホコリやチリ、アレルゲン(ダニの死がい・花粉)など>を集じんする
- 酸素濃度を維持する機能はない

たとえば掃除をするときや、魚や肉を焼くなど強い臭いが生じるときは、まず換気扇を使って外の空気と入れ換え、仕上げを空気清浄機に任せる、といった使い分けをすることで、室内の空気を効率よくきれいにすることができます。空気清浄機を使っているからといって、換気扇や24時間換気システムの電源を切ってしまうと酸素が不足し、空気の質が悪くなりますので空気清浄機は補助的な役割として使いましょう。
空気清浄機選びのポイント
空気清浄機が欲しいけれど、どれがいいのか迷っている…そんな方も多いのでは?そこで、空気清浄機を購入する際にチェックしておきたいポイントを紹介します。

脱臭力と集じん力
臭いを取り除きたいなら「脱臭性能」を、ホコリやアレルゲンが気になる方は「集じん性能」に注目して選ぶとよいでしょう。あらかじめ、何を優先して取り除きたいのか目的を持っておくと、選定もしやすくなります。
フィルター性能
空気清浄機に用いられているフィルターは3種類。大まかなホコリを除去する「プレフィルター」、プレフィルターで集じんできなかった小さなホコリを集じんする「集じんフィルター」、そして臭いを除去する「脱臭フィルター」があります。こちらも目的にあわせて、除去率の優れたものを選びましょう。またエアコンと同じく、フィルターは掃除や交換などメンテナンスが必要です。水洗いが可能か、何年で交換する必要があるのかといった部分もチェックしておきましょう。
気流
空気を吸引する口の数が多く、吸引力が強い空気清浄機ほど、効率よくきれいにしてくれます。これとあわせて、もう1つチェックしたいのが気流について。部屋の隅にたまった空気をきれいにするには、空気の循環をうながす“排気”が上手にできていなければなりません。空気清浄機に気流を起こしやすい工夫がされているかどうかも確認しましょう。
そもそも空気は目に見えないもの。それを、湿温計や空気清浄機などで「見える」ようにできれば、空気の質を高めることが可能となり、快適な住空間がつくれるのです。

