2006.April
近年では、悪質な事件を報じるニュースも珍しくなくなってきました。そんなニュースを目にする度に、「自分の身は自分で守らないと」という気持ちを高めていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。というわけで、今回は『防犯・セキュリティ』特集。大切な家族を守るためにも、最近の犯罪の傾向を把握して、適切な対策を早めに取ることを心がけましょう。
最近の空き巣犯罪の傾向について
毎年新しい侵入手口が報告される泥棒。その最新の手口を知ることが防犯対策の第一歩です。
どのような時間帯の被害が多いのか
以前は土日など、家族が連続していない期間を狙うことが多かったのですが、最近は平日の日中の被害が多く、「帰宅したら、部屋が荒らされていることに気が付いた」というケースが多いそう。また、長時間家を空けていたという場合以外にも、「ゴミを出しに行って帰ってきたら・・・」とか「こどもを幼稚園まで送りに行って、戻ってきたら・・・」などという短い間に狙われるケースも少なくありません。「ちょっとそこまで・・・」という場合でも、必ず戸締りをする習慣を身に付けましょう。
どのような家が狙われやすいのか

戸建でもマンションでも、共通して気をつけたいのが周囲からの見通し。泥棒が侵入しやすいのは、ドアや窓が通りから見えなかったり、隠れているようなところです。戸建の場合、塀の内側に背の高い植木など、身を隠す場所がたくさんある家、逆に外側から家の中の様子がよくわかるような家が狙われやすいと言われています。
また、これはマンション、戸建問わず言えることですが、雨なのに洗濯物が干しっぱなしであったり、新聞や郵便物がたまっていたりと見るからに「留守だな」とわかる家は、狙われやすいそうです。長期の旅行などに行かれるときはくれぐれも注意しておきましょう。
侵入経路を防ぐ―玄関
「まさか、そんな大胆な!」と思われるかもしれませんが、泥棒が玄関から侵入するケースは後を絶ちません。というわけで、まずは玄関の防犯対策から始めましょう。
どんな侵入手口があるのか?
ピッキング、カム送り、サムターン回し・・・という言葉を一度は耳にされたことがあると思います。これらはすべて、玄関の鍵を開けて侵入する手口の名称。「鍵は簡単に破られない」というのは思い込み――、泥棒はあらゆる器具や手段を使って鍵を破るのです。
- ピッキング:
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金属製の特殊な工具で鍵をこじ開ける方法
- サムターン回し:
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ドアの鍵付近に開けた穴から90度に曲がる用具を差し込みドア内側の鍵を開閉するつまみ(サムターン)に引っ掛けて開錠する方法
- カム送り:
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特殊な器具を鍵のシリンダーとドアの隙間に入れ、直接錠ケース内のカムに働きかけデッドボルトを作動させる方法
防犯方法

防犯センサー
まずは通常のドア鍵のほかに、補助鍵をつけることをお勧めします。2つ以上の鍵をつけると、開けるのに時間がかかるため泥棒が諦める確率が高くなります。また、鍵穴がドアノブについているタイプの場合、ドアとドア枠の間からこじあけられたり、ボルトを切断されたりするので、ガードプレートがあると安心です。その他にも、外部からサムターンに直接触れられなくするサムターンカバー、ピッキングに強いディンプルキーへの交換など、それぞれのドアや鍵のタイプにあわせて対策をとりましょう。また鍵回りだけではなく、防犯カメラやセンサーなど、泥棒を入りにくくするアイテムも有効と言われていますので、検討するのもよいでしょう。
- ※ マンションによっては、管理規約などで取り付けできない場合がありますので事前にご確認下さい。
侵入経路を防ぐ―窓
戸建・マンションに限らず、泥棒や空き巣が最も多く侵入してきているのが「窓」です。またマンションなどでも、「2階以上にあるから」と施錠をしていない窓からの侵入被害が増えています。実際、窓はドアよりも簡単に壊せるので、しっかりと対策しておくことが重要です。
どんな侵入手口があるのか?
こちらもあまりの大胆さにビックリされるかと思いますが、「打ち破り」という工具等で窓ガラスを割る方法が主流だそうです。特に雨の日や周囲で工事などをしているような音がわかりづらい環境にある場合は、要注意。それ以外にも「こじ破り」というドライバーなどで小さめに開けて、そこから鍵をこじ開けるという方法や、ライターやバーナーなどで熱したガラスを急激に冷やして割る「焼き破り」といった方法もあるようです。
防犯方法

大きく分けて2つの方法があります。1つは窓ガラスそのものに対策を講じる方法、そしてもうひとつは窓の鍵に対策を講じる方法です。まず、窓ガラスそのものに対策を施す方法には、お金はかかりますが、窓ガラスを割られにくい「防犯ガラス」に交換する方法と、ガラス全体に「防犯フィルム」を貼るという方法があります。どちらも、「割る」のに時間がかかるようにするための対策です。
また、窓に格子をつける、防犯センサーをつける、鍵を複数つけるなど複数の対策を施すことで、泥棒が簡単に侵入できないような仕組みにすることが防犯対策のポイントです。
- ※ マンションによっては、管理規約などで取り付けできない場合がありますので事前にご確認下さい。
セキュリティシステムの導入
「とにかく防犯対策をしっかりとしたい」という方にオススメなのがセキュリティシステムの導入。これにもさまざまな種類があります。
警備会社に委託する

最近、導入しているご家庭も多い警備会社のセキュリティシステムは、不審者の侵入を感知すると、警報を鳴らし、侵入者を撃退してくれたり、セキュリティ会社に通報してくれたりします。また、自動的に携帯電話などに連絡をしてくれるサービスも出ています。長期間留守にすることが多い方やお年寄りだけでお住まいの方、ご自宅でご商売をされている方などにはオススメです。必要なものだけを選べるサービスもありますので、ご自宅の状況や家族構成、生活スタイルなどにあわせて選びましょう。
マンションの場合
ここ最近作られたマンションであれば、防犯カメラ、オートロックなどなんらかの防犯システムが備えてあるとは思いますが、そういったシステムのないマンションにお住まいの方は、マンションの管理組合で話し合ってセキュリティシステムを導入するのがいいでしょう。
「何かあってからでは遅い」のが防犯対策。「何も起こらないうちに」しっかりと対策を取って、家族が毎日安心して暮らすことのできる環境を整えましょう。
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