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マンション購入はじめの1歩
自分に合った物件選び

2003.July

マンション購入までの道のり

住宅金融公庫の過去最低の金利を利用できるのも残すところあと1カ月余りとなり、この機会にマンションを購入しようとお考えの方も多いかと思いますが、いざマンション購入を思い立っても、どのような手順を踏んだらよいのか、悩まれている方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回は、マンション購入までの基本ステップの中で、物件選びのコツと留意点についてお話します。

物件選びの手順

物件選びの手順

まず、物件選びのスタートとして、インターネットや不動産物件の情報誌などを使って情報収集を行うことが大切です。気に入った物件が見つかったら、資料を請求してみたり、実際に現地やモデルルームを見学し、自分に合った資金計画を立ててもらいましょう。このような手順を繰り返していくうちに、本当に欲しいのはどのようなマンション物件なのか、また、どのような物件が買えるのかが見えてくるはずです。とはいえ、やみくもに物件を探しているのでは、いくら時間があっても足りません。次に挙げるようなポイントをチェックしながら、物件を探すと、時間や労力の節約の助けとなるはず。ぜひお試しください。

1.立地エリア・環境を選ぶ

1.立地エリア・環境を選ぶ

まずは通勤・通学の時間を考慮した交通アクセス、生活利便施設の有無、周辺環境等の条件の中で、どの項目を重視するのかを決めます。例えば、交通アクセスを重視するのなら都心、公園の多さなど子育ての環境を重視するのなら郊外というように、大まかなエリアが決まってくるでしょう。

次に、通勤や通学への利便性を考え、沿線や駅を絞っていきます。この際、駅からの距離もだいたい決めておきましょう。同じ最寄駅であっても、駅周辺と駅からバス便の物件では、環境も価格も異なります。歩いて○分までならOKというように、大まかな条件を決めておくとよいでしょう。資産価値という点では、エリア・沿線・駅から距離は大きなポイントとなりますから、あらかじめ頭に入れておきましょう。もちろん、具体的に物件の検討段階に入ったら、駅からマンションまでの間に、どういった施設や場所があるのかを、実際に歩いて確認することもお忘れなく。

また、立地周辺エリアの再開発や鉄道延伸によって、今以上に利便性・資産性がアップするエリアもありますから、エリア情報はこまめにチェックすることをおすすめします。

ポイント

住みたいエリアの情報はこまめにチェックしましょう

2.マンションタイプを選ぶ

2.マンションタイプを選ぶ

マンションはその規模やコンセプトによって、住まわれる方のライフスタイルが大きく変わってきます。例えば、今話題の「タワー型マンション」では、眺望を楽しむのと同時にステイタスを満足させることもできるでしょう。一方、「大規模物件」では、広い庭園や多彩な共用施設とともに、管理やフロントサービスなどが充実していますから、比較的安い管理費で便利な施設が使えます。最近では、温泉や医療施設、託児所、コンビニといった施設まで備えた大規模物件も登場しています。このように、マンションのタイプによっても、暮らし方が異なってくるので、どのような暮らしがしたいのか考えてみることが大切だといえるでしょう。

ポイント

自分の理想のライフスタイルを明確にしておきましょう

3.構造・設備・管理をチェック

3.構造・設備・管理をチェック

せっかく買った我が家だから、できるだけ快適に、できるだけ長く暮らしたい。そう考えるのは当然のことです。地震に対する強さ、集合住宅特有の様々な生活音、シックハウス症候群など、安全性や快適性、健康に対する問題も気になるところです。このような耐震性能や遮音性能を左右するマンションの基本性能、構造についてもきちんと確認しておきましょう。また、永住志向の高まりから、高耐久コンクリートを採用したマンション、躯体の強度を高めリフォームしやすい工法を採用したSI(スケルトン・インフィル)マンション、床段差を抑え誰もが快適に暮らせるようにしたバリアフリー設計のマンションなど、今まで以上に長く暮らせるマンションも増えてきていますので、モデルルームで販売員の方に確認してみましょう。 このような基本性能・構造に加え、セキュリティや管理も重要なチェック項目です。最近では、TVモニター付きオートロックシステム、警備会社と提携した 24時間セキュリティシステム、共用部の監視カメラ、ピッキング防止に効果のある玄関のディンプルキーやダブルロックなど、標準で装備されているマンションも増えてきました。さらに、携帯電話からの施錠や、室内の様子の確認が可能なものや、各住戸の窓に防犯センサー、24時間有人管理システムなど、先進のセキュリティシステムを導入しているマンションもあり、留守がちな家庭はこんなマンションを選ぶのもよいでしょう。また、永住性や資産性を高める意味でも、管理会社の信頼性、長期修繕計画の有無など、管理の質と内容についても確認しておきましょう。 このほか、マンションの設備については、自分のライフスタイルに合わせて選択することをおすすめします。必要な設備はライフスタイルやライフサイクルによって違う場合も多いので、絶対必要なもの、なくても妥協できるものといったように、自分なりの基準をもっておくとよいでしょう。

ポイント

わからないことはモデルルームで販売員に確認しましょう

4.間取りをチェック

4.間取りをチェック

完成した現物を見て購入できるのならよいのですが、新築マンションの場合、完成前に販売することが多く、工事中の現地とモデルルームを見て購入を決めるケースが多くなります。したがって、自分の希望する間取りを図面でしかチェックできないことも多く、いざ完成してみると、想像とは違っているといったトラブルも起きないとは限りません。まずは、販売センターの模型や間取図を使って、希望住戸が全体のどの位置にあるのか、日当たり、通風・採光、眺望、近隣住戸との位置関係などについてチェックしてください。各階数・各方向の眺望などを、パソコンでシミュレーションしてくれたり、模型を使って説明してくれる販売センターも増えているので、ぜひ見せてもらいましょう。さらに、希望する住戸の天井の高さ、梁下の寸法、部屋の広さ、収納スペース、家事動線についてもチェックしておきましょう。手持ちの家具が入るか、水回りや収納は使い勝手がよいかなど、実際の暮らしを想定して検討することをおすすめします。

ポイント

実際の生活をしっかりイメージしてから間取りをチェックするようにしましょう

最後に

このようにマンション購入を考えた時、立地・環境、マンションタイプ、構造・設備、間取りなど、物件選びはさまざまな視点から行う必要があります。 しかし、すべてが揃っている物件はそうそう見つかるものではありません。自分が一番重点におくポイントは何か、いちばん優先したいところ、こだわりたいところをよく考え、物件を選ぶことが大切だといえるでしょう。

さて、次回はマンション購入に必要な「資金」のお話です。
資金計画はどのようにしてたてたらよいのか?さらに、マンション購入にかかる税金のお話や、賢い住宅ローンの選び方など、マンション購入をお考えの方は必見です。

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