最近、都心を中心にシングル向けの分譲マンションが増えています。今回は、まだ結婚を考えていないシングルの方の物件選びを、セキュリティやサービス、収納といった設備面とともに、資産としての側面も含めて考えてみましょう。
現在は賃貸マンションに住んでいますが、同じお金を払うなら自分の資産となる分譲マンションを買ったほうがいいのではと考えています。今はまだ結婚を考えていないのですが、どんな物件を購入するのがよいでしょうか?
【シングルプロフィール】
仕事のキャリア10年を持つシングル女性(32歳)。いずれは結婚をと思っているが、今は仕事中心の生活。快適で便利な都心ライフを満喫したいと考えている。
今後のライフスタイルの変化に対応できるよう、利便性・安全性・快適性についてチェックして選びましょう。
今後の人生設計を考えながら、物件を選ぶ

今の生活だけを考えるなら、自分だけが使う広さや使い勝手を基準にプランを選択してもよいでしょうが、将来結婚して家族と一緒に住むことを考えるのなら、少し広めのプランを検討するほうがいいでしょう。ただ予算との関係もあるので、結婚して賃貸へ出すことや売却することを考えれば、広さよりも「利用価値」「資産価値」に重点をおいてマンションを選択するほうが得策といえます。「都心に近い」「アクセスがよい」「駅から近い」「住環境がよい」といった、立地上の好条件がそろえば、現在の生活も便利で快適になるでしょうし、資産価値も守られる傾向が高まります。最近では都心のシングルマンションの供給が増え、価格的にも以前より買いやすくなりました。なるべく、好条件の立地を選ぶことがポイントです。
セキュリティや管理・サービスも重要
一人暮らしの場合、留守がちになりやすいので、特にセキュリティには注目したいものです。分譲マンションでは、オートロック、警備会社と提携した24時間遠隔管理システム、ピッキングされにくいディンプルキーなどはほぼ標準で装備されるようになってきています。このほか、防犯カメラ、窓に取り付けられた防犯センサー、24時間人が常駐する管理システムなど、セキュリティ機器やシステムは日々目覚ましく進化しています。さらに、住戸内への出入りが外部からのぞかれない内廊下仕様、共用廊下に直接居室が接しない間取りなど、設計上の工夫についても確認しておきましょう。寝室のすぐ外をほかの入居者が歩いていると、何となく落ち着かないものです。
セキュリティ以外にも、宅配便やクリーニングの取次ぎを行うフロントサービス、宅配ロッカーなども、留守の多いシングルにはマンションを選ぶ際の重要なポイントとなるでしょう。
収納スペースや水回りなどの使い勝手をチェック

同じ面積や間取りでも、プランによって使い勝手がかなり違ってきます。その代表的なものが収納スペース。収納が充実していれば、家具を置くスペースが少なくてすみ、部屋を広く使うことができます。棚や引き出し等のパーツを組み合わせることで物がすっきり収まる「システム収納」、ブーツなどかさばる靴はもちろんスポーツ用品なども収められる「シューズインクローゼット」、大きな物の収納に便利な「ウォークインクローゼット」、食品のストックや食器等が入れられる「パントリー」、タオルや洗剤が収められる「リネン庫」など、細かい部分まで考えられた収納スペースがあれば、より便利です。特に、女性の場合には、洋服やバッグ、靴の量が男性より多いことでしょうから、「片づけやすい」「探しやすい」「取り出しやすい」収納に重点をおいてマンションを選ぶとよいでしょう。
次に、キッチンやお風呂、洗面室などの水回りもしっかりチェックしましょう。シングルだからコンパクトな水回りと決め付ける必要はありません。カウンターキッチンがあれば友人とのパーティーも開きやすいですし、女性であればお化粧がゆったりできるホテルライクなパウダールーム仕様の洗面室も魅力的です。肝心なのは、自分はどんな生活をしたいのか明確にイメージすることです。そうでないと、いざ暮らしてみて使い勝手の悪さを感じることも。最近では、費用や申込期間の条件付きで、カラーやプランを選択できるマンションも増えてきました。より選択の幅が広がってきたといえるでしょう。
ペットやインターネット、共用施設などの付加価値も考慮して
家族の一員としてペットを飼っているシングルの方も少なくないでしょう。最近ではペットが飼えるマンションも増えてきましたが、あくまでも条件付のところがほとんどなので、諸条件についてはきちんと確認しておきましょう。きちんと確認しないまま入居してしまうと、他の入居者とトラブルなどということにもなりかねません。中には、専用の足洗い場などを備えたマンションもあります。
このほか、ブロードバンドが当たり前になりつつある中で、光ファイバー等の高速インターネットシステムを備えたマンションが定番になってきました。こういったインターネット環境をはじめ、マンションの規模に合わせた共用施設などの付加価値についても確認しておきましょう。

シングルの方が物件を選ぶ場合、将来のことを考えていても、必ずしも永住にこだわるわけではないという傾向が強いようです。賃貸や売却といった場合も考えて、資産価値に重点をおいて物件を購入することがポイントです。
- 都心に近く、駅に近い、利便性の高い立地。
- セキュリティ・管理が充実したマンション。
- 収納や水回りなど、自分自身の使い勝手を重視したプラン。
- ペット可やインターネットなど、付加価値のあるマンション。
- vol.14 引越し先で“挨拶まわり”をした方が良いのでしょうか?
- vol.13 私の年収ではいくらのマンションが購入できますか?
- vol.12 最近のマンションで提供されるサービスとは?
- vol.11 マンション管理費について教えてください
- vol.10 契約後に購入をキャンセルすることは可能ですか?
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- vol.08 都会型マンションライフの愉しみ方とは?
- vol.07 都心のマンションに暮らす魅力とは?
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- vol.02 ストーカーや侵入者被害を受けにくいマンションを探しています。
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