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2021.11.29

テレワークで電気代急上昇!?環境を快適に保ちつつ節電するには

テレワークで電気代急上昇!?環境を快適に保ちつつ節電するには

コロナ禍以降、テレワークの増加と外出自粛の影響で電気代が急増したというご家庭も多いのではないでしょうか。ある調査では6割の家庭でテレワーク開始を機に電気代がアップしたとの回答も。特に夫婦共にテレワークだと、在宅時間のエアコン・パソコン・電気の使用料アップで、電気代が今までの2~3倍になることもあるそうです。電気代セーブのカギとなるエアコンを中心に、コロナ禍以前とのライフスタイルを比較しながら、マンションライフにおける節電のコツを探ります。

在宅時間の増加が家計を直撃!

長かった東京都を中心とする緊急事態宣言も解除され、ワクチン接種率も70%を超え、状況は刻々と変化しています(2021年11月時点)。とはいえ、テレワークを活用し、外出を自粛して自宅で過ごす時間が続いている方も多いのではないでしょうか。2020年の春から続く在宅時間の増加によって、家計の電気代が占める割合は急上昇し、家計が圧迫されているご家庭も少なくないようです。

【おうち時間が電気代を上げるワケ】

暑い夏、寒い冬を快適に過ごすために欠かせないエアコン。冬もさることながら、特に夏場は熱中症対策としてエアコンを活用することが命を守ることにもつながります。
一般的に1時間10円と言われるエアコンの電気代ですが、朝から晩まで自宅で過ごす場合、エアコン1台につき月数千円の負担増となります。夫婦そろって別の部屋でテレワークをした場合、負担は2倍です。積み重なるコスト増加は家計には大打撃です。

【家庭での節電、4つの家電に注目】

エアコンに加えて電気代の上昇を招くのは、照明、冷蔵庫、テレビ。家庭で使う電力の実に7割が、エアコンを含めたこの4種の電化製品によるものなんだそうです。利用中の部屋以外の照明は極力OFFにするのは基本ですが、節電効果は微々たるもの。暮らしの快適さを保ちながら節電できる方法を考えていきましょう。

在宅時間の増加が家計を直撃!

季節別電気代セーブ術(冬編)

季節によって節電の対策方法も異なります。寒さが厳しくなるという予想が出ている今年の冬に向けて、快適な環境を保ちつつ、ストレスを感じずにできる、節電テクニックをご紹介します。

【まずはトイレの節電から始めよう】

気軽に挑戦できそうなのが、トイレの節電。冬に便座が冷たいのは避けたいですが、節電しながら保温できるバランスを考えたいところです。現在、一般的に普及している温水洗浄便座には2つのタイプがあり、それぞれ消費電力が異なります。

表

通常の便座を使った場合と比べると、温水洗浄便座タイプの便座では月額で100~400円、年間で数千円かかっています。タンクのある貯湯式の方が初期費用は安いですが、ランニングコストがかかることがわかります。便座自体の特徴を把握できたら、おすすめの節電方法をご紹介しましょう。ポイントは3つです。

ポイント1 設定温度を弱にする

暖房便座は数段階の温度設定が可能です。1段階ずつ下げることで年間数百円ずつ出費が抑えられます。使わない時は便座のふたをきちんと閉めるようにすることで便座の放熱を抑えられ、節電につなげられます。

ポイント2 使わないときは切る

機種によってはタイマーで電源を自動でON/OFFできるものもあります。夜間など、使わない時間帯には自動で暖房便座の電源が切れるように設定しておきましょう。節電効果は機種にもよりますが、年間1,000円ほど変わると言われています。

ポイント3 使うときだけ電源を入れる

家族でも温水洗浄便座を使う人と使わない人がいるという場合は、思い切って電源を切ってしまうのも一つの方法。使いたい人が使うときだけ電源を入れることで、温水洗浄便座にかかる電気代を最低限に抑えることが可能です。この場合、冬場は便座カバーをお忘れなく。

【断熱アイテムを張って節電&結露対策】

大きな窓が開放感につながり魅力的なマンションも多いですが、高性能のサッシやガラスを取り入れていない場合、窓から奪われる熱は相当なものです。外気の影響を直接受けることになり、エアコンの効果に大きな影響を与えます。

最近の新築マンションでは、結露を防ぐ効果が高いペアガラス(複層ガラス)などを使って窓からの放熱を防ぐ仕組みが取り入れられていることも増えてきましたが、築年数が経過しているマンションは単層ガラス一枚の場合が多く、部屋内のガラス面に結露が溜まりがちです。そこで、窓に断熱シートなどを貼り外気の影響を抑え、節電と結露対策を両立してみましょう。
後付けで断熱効果を発揮してくれるアイテムは次の3種類。ほしい効果や設置の手軽さなど、ご自宅の状況にあったものを選んで導入してみてはいかがでしょうか。

表

季節別電気代セーブ術(夏編)

日本の湿度が高い夏の暑さはどうにかしたいものです。日本の夏対策は、常にエアコンを使用するのしかないのでしょうか。夏の節電についてご紹介します。

【基本の節電対策】

夏場の節電基本テクニックとしては、「設定温度を下げ過ぎない」「扇風機やサーキュレーターを上手に使って空気を循環させる」です。夏の冷房時の室温設定を27度から28度に上げて1日9時間使うと、年間670円の節約になるという試算もあるんだそうです。2台以上エアコンを使っているようであれば、1日9時間以上使用する方は、年間1,000円以上の節約になります。
エアコンの温度を上げた分、扇風機やサーキュレーターで部屋に空気の流れを作ると、冷房効果がUP。設定温度の下げ過ぎで体が冷えるのも避けられます。

【日差しをよける工夫も忘れずに!】

冬場の対策で紹介した断熱アイテムも夏場の節電対策には有効です。また、夏場はレースのカーテンやすだれ、グリーンカーテン(つる植物をネットなどに這わせて、カーテンのようにしたもの)で日差しを避けるのも効果的。ただし、ベランダ・テラスの用途には制限がある場合もあるので、グリーンカーテンやサンシェードなどを設置したい場合はマンション管理規約を確認してからにしましょう。

季節別電気代セーブ術(夏編)

「買い替え」「乗り換え」も考えて

普段から地道な節電を心掛けるのは面倒・続かないという方におすすめなのが、家電の買い替えや、電力供給の見直しです。

【古い家電を大事に長く使う?】

最新の機器であればあるほど、省エネ効率が高い傾向があります。まだ使えるからと古い家電を使い続けていることが、電気代を上げている可能性があるのです。
ポイントを押さえて買い換えれば、買い替え費用もランニングコストの減少と相殺できるかもしれません。

次の表は、生活に欠かせない電化製品の寿命と最新機器へ買い替えた場合の節電効果(年間)をまとめたものです。使っている家電に故障が発生し始めたら修理しながら使い続けるだけでなく、最新機器へ買い替えることも検討してはいかがでしょうか。

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【電力会社・契約プランの見直しも検討して】

家族の人数や暮らし方が変われば必要なアンペア数や電気をよく使用する時間帯が変わるものです。ライフステージや家族の暮らし方に合わせて契約プランを見直せば、電気代が大きく削減できるかもしれません。

また、電力とガスが自由化されたことで、電力とガスの支払いを一本化したり、携帯電話やケーブルテレビなど別のサービスと組み合わせて割引プランを活用できたりするようになりました。スマホの乗り換え同様、今は電力会社を乗り換えたり、プランを自由に検討できる時代です。様々な電力会社やプランがあるので選定には少し迷うかもしれませんが、工事も要らず、日々の努力も要らず、一番手軽に電気代を節約できます。

「買い替え」「乗り換え」も考えて

会社を乗り換えるとギフト券や一定期間の使用が無料になるなど、プラスアルファのサービスが受けられることもあります。乗り換えの際は書類の手続きだけで工事はいりませんので、常に情報を吟味して、そのときに合ったサービスを乗り換えていくと節電以上のメリットが享受できるかもしれません。

今回は電気代を節約して快適におうち時間を過ごす知恵をお届けしました。快適なマンションライフの手がかりにしてはいかがでしょうか。